人形供養はお寺でするもの?神社でするもの?
お寺、神社どちらでも可能
「供養」というと、人形供養はお寺でしてもらうことが一般的と思う人が多いようです。それは神社とお寺の違いが大きいのですが、神社は現世での幸せを願うもので、お寺も同じなのですが、さらに死後の極楽浄土へ誘うことだからです。そうだとしたら、人形供養はやはりお寺がいいのでは?と思いがちです。しかし供養といっても人形供養の本来の目的は子供の成長を願うことです。それは現世での幸せを願うことと通じているのです。よって人形供養はお寺でも神社でもどちらでも可能なのです。
お寺での人形供養
人形供養ならお寺で…と思っている人も多いでしょう。特に読経を行ってもらうのが供養という意味合いではとてもマッチしていて安心感があるのです。また、お焚き上げというのもお寺ならではのものですし、焼却することで人間同様極楽浄土へ送られるという意味合いがあるのは間違いないでしょう。もちろん、お寺でなければいけない、お寺のほうがいいというものではないので、立地や宗派など、自身の価値観で選びましょう。ただし、安全上の観点からお焚き上げをしないケースもあるようですから注意が必要です。
神社での人形供養
供養と聞くと、人形供養はお寺のほうがいいのかなと考えがちです。確かにそうなのですが、人形供養の本来の意味は人形への感謝と子供の成長を願う気持ちです。そして、元々神道には邪気を祓うことが行われていて、人形供養は神社で行うほうが正しいという考えもあります。実際にはどちらでも人形供養は盛んに行われています。神社のほうが時期を決めて人形供養が行われている印象がありますので、好みで神社あるいはお寺を選んで間違いないでしょう。また、神社での供養料は玉串料として納めるようになっています。