人形供養とは
なぜ人形を供養するのか
多くの子供は人形とともに成長するというくらい、人形との関わりが深いものです。その人形とも成長とともに疎遠となり、いつの間にか押し入れや物置の奥深くに仕舞い込まれてしまうか、部屋の片隅に追いやられてしまうものでしょう。形ある物はいつか壊れてしまうものです。そのままにしておくのではなく、人形ときちんとしたお別れをするのが人形供養なのです。
人形供養はしたほうが良い?
日本では古来より「人形には魂が宿る」、さらには思いを込めたものにも魂が宿るという考え方が深く根付いてきました。そのため、不要になったから使わなくなったから、あるいは邪魔になったからと言って処分するには忍びなく、感謝の気持ちを込めて人間と同じように供養できないかというところから人形供養が始まりました。
人形供養の方法
人形供養の方法は、読経やお焚き上げなどの方法が主に用いられます。人形供養といっていますが、供養してもらう物は人形以外でも受け付けてくれるところも多いです。ぬいぐるみなどもそうですし、五月人形、雛人形などもそうです。中には思い出の詰まったアルバムなどを供養してほしいという要望にも応えてくれるところもあります。
寺社や葬儀会社で行っている
人形供養は神社やお寺などで行うことが多いのですが、中には葬儀会社でも行ってくれるところがあります。基本的に供養料という費用がかかります。料金を気にする人も多いですが、相場価格というものも決まっているので人形供養を行っている寺社などのホームページで料金を参考にするとよいでしょう。受付まで事前の電話連絡が必要で持ち込み以外にも郵送を受け付けているところがほとんどです。